ウガンダ北西部のブドンゴ森林保護区。 マーチソン・フォールズ国立公園の南側に位置するこの森林は、東アフリカ最大のマホガニー林で、高いものは80メートル以上になります。600頭以上のチンパンジーをはじめ9種類の霊長類、24種の小型哺乳類、280種の蝶、465種の樹木や灌木も生息しており、多くの野生生物の宝庫として生物多様性を保つ神秘の森です。 |
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撮影者 山下里愛 |
南スーダンの地方都市イエイ近郊の農村の様子。 この辺りはグリーンベルト地帯の農村で、村の人々が共同で14ヘクタールのトウモロコシ畑の除草に出かけるところです。ここは雨量が豊富で土壌もよく農業の高い可能性を持っている場所ですが、独立後に起こった2回の内戦により人々の生計の向上が大きく遅れてしまいました。今後の農業技術の支援が人々の生計向上に大きな役割を果たします。 |
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撮影者 芹沢利文 |
マラウイの首都リロングウェ市街のジャカランダの並木道。 よく日本の桜にも例えられますが、マラウイでは毎年9月から11月あたりにかけて、各地で薄紫色のジャカランダの花が一斉に咲く様子を見ることができます。日本のように四季の変化に富んでいない国で長く過ごすと月日の経過にも鈍感になりがちですが、この時期だけは満開の花が散りゆく様に季節の移ろいを感じ、心が和みます。 |
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撮影者 園山英毅 |
ウガンダ北部 とある農家で出会った子ヤギ達。 農家のお宅にお邪魔すると、必ずヤギや鶏などがいて、訪れる度に可愛らしい子ヤギやヒヨコに会うことができます。しかし、家畜は大事な現金収入源。子どもの学費や家族の医療費等のために、大きく育てられては現金と交換されていきます。その事実は分かっていても、可愛い姿を見ては心が和みます。 |
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撮影者 石川渚 |
エチオピア オロミア州の街角で出会ったコーヒー屋。 注文すると炭火で生豆を炒るところから始まり、伝統的な作法で淹れてくれます。エチオピアには、コーヒーを淹れるという行為に精神的な要素が含まれており、他者への感謝と「おもてなし」の精神を表します。3杯淹れるのが正式で、客側も「美味しいコーヒーでした」とお礼を言うのがしきたりだそうです。ちょうど日本の茶道に似ています。 |
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撮影者 山下里愛 |
ケニアのアンボセリ国立公園から臨むキリマンジャロ山。 キリマンジャロ山は、その頂上に戴く雪の量が地球温暖化と共に減少していると言われており、気候変動による影響を示す一つの象徴となっています。キリマンジャロ山を背景にアフリカゾウがサバンナを闊歩するこの光景も、地球温暖化が更に進めば、今とは全然違ったものになるかもしれません。 |
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撮影者 今榮博司 |
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