今月の一枚

2020年10月

エチオピアのオロミア州で暮らすカラユ族の女性たち。

カラユ族はオロモ系の一民族で、伝統的な生活を守る遊牧民として知られています。メタハラという地域のとある式典で、鮮やかな衣装をまとった女性たちに独特の叫び声で出迎えられ、迫力に驚かされました。写真撮影をお願いすると一転して静まり返り、少し気恥ずかしそうに応じてくれた姿も印象的でした。

 

撮影者 園山英毅


2020年9月

ナイジェリアの農村地域のとあるお宅の様子。

門口の扉を開けると、コの字型に繋がれた長屋風の建物がありました。ここでは、お父さんとその息子たちの家族が大勢で暮らしていますが、ナイジェリアにはこうした大家族で暮らすご家庭がたくさんあります。敷地の真ん中では、家族の畑で栽培されたメイズの乾燥作業が行われていました。

 

撮影者 石川渚


2020年8月

ルワンダ東部のルワマガナで水汲みをする人達。

ルワンダでは、このような水道施設は水道公社によって建設され、民間企業や協同組合によって管理されています。ショールを被った女性は協同組合の職員で、来た人に水をあげて、その際に水利用料金を徴収します。そのお金は職員の給料や施設の維持管理に使われます。きれいな水へのアクセスは、住民にとって大変重要なことです。

 

撮影者 大野康雄


2020年7月

マラウイのマラウイ湖国立公園でカヌーを漕ぐ漁師たち。

マラウイ湖の南端は、マラウイ湖国立公園であると同時に世界遺産にも指定されており、国立公園内の漁村では自然と調和した持続可能な開発に取り組んでいます。漁民は船外機付きのボートと手漕ぎのカヌーの両方を用いて漁を行い、伝統的な技術・知識と現代の技術・知識を融合させる工夫を常に図っています。

 

撮影者 今榮博司


2020年6月

ベナン南部コトヌー市の住宅街。

アフリカに多い赤土の道路は水はけが悪く、雨季には道路が冠水してしまいます。ある日、学校帰りの子どもが家の前にできた大きな水たまりの中で立ち止まっていました。どこを通れば安全に家まで辿り着けるのかを考えていたのでしょうか。しばらくして歩き始めた子どもは、足首の上まで水に浸かりながら無事に家に帰っていきました。

 

撮影者 安彦美佐


2020年5月

ウガンダ北部アチョリ地域で撮影した「牛耕」の様子。

牛たちは男の子の発するかけ声に反応して、前に進んだり、止まったり、Uターンしたりしています。かけ声のパターンは、牛が小さな頃から時間をかけて教えていくそうで、操る側にも相応の訓練が必要です。牛を操るのは男性の仕事ですが、この地域で活動していると、写真のように若い男の子が操る姿も見かけます。

 

撮影者 石川渚


2020年4月

ウガンダ北西部マーチソン・フォールズ国立公園のナイル川にかかった虹。

直前までの大雨と強風が嘘のように晴れて、見事に大きな虹が現れました。ボートトリップを楽しむ人々、野生動物、ナイル川、青空、虹が一体化し、絵本の1ページのような風景でした。

 

撮影者 山下里愛


2020年3月

ネパールのカトマンズ近郊の里山の風景。

満開の菜の花畑と種芋を植えたばかりのジャガイモ畑の間を縫って、里山のトレッキングルートが走っています。村の人たちや子供たちと挨拶を交わす緩やかな小道から、春霞のむこうにヒマラヤの白い峰々が見えます。

 

撮影者 芹沢利文


2020年2月

ザンビア東部のサウス・ルアングア国立公園で見つけたカンムリヅル。

黒と白の美しいコントラストが特徴の鳥ですが、枯草の多いサバンナでは意外に保護色となって紛れ込んでしまい、赤い喉袋でやっとその存在に気づくことも多いです。頭の上の「カンムリ」が太陽に当たると金色にキラキラと輝き、その優美な姿に見惚れてしまいます。

 

撮影者 今榮博司


2020年1月

ウガンダ北西部のマーチソン・フォールズ国立公園の夜明け。

この公園内で生きる野生動物の多くは日の出とともに活動を開始します。国立公園の夜が明けようとした時、遠くの空から迫ってくるような雲がありました。静寂の中で、全く人影のない朝焼けを見ていると、何か別の世界に来たように感じてしまいます。

 

撮影者 大野康雄


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