研修、講師派遣 <フィールドワーク>

株式会社JINがコーディネートしたフィールドワークのご紹介です。

 


同志社大学 政策学部ゼミ ウガンダオンラインフィールドワーク2023

■実施日:2023年9月6日から9月11日 ■場所:オンライン

■主催:政策学部/岡本由美子ゼミ

 

NUFLIPとのミーティング

同志社大学政策学部3年生向けウガンダフィールドワークのコーディネーターを事業部次長の山下が務めました。2023年もオンラインでの開催となり、ウガンダの関係者や団体とオンラインで繋いだ発表会・意見交換会を実施しました。例年通り学生の皆さんは4月からPCM研修で課題の分析方法を学び、5月から8月にはウガンダや日本の関係者へインタビューやアンケート調査を行い、9月には本番のオンライン発表会・意見交換会を5日間、10月28日には日本国内向けの最終発表会を実施しました。

 

学生の皆さんは、以下の3チームに分かれて活動をしました。

 

①北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(NUFLIPフェーズ2)

②マバンバ湿地におけるエコツーリズム

③ムバレ県コーヒー組合:(BOFA: Bufumbo Organic Farmers Association)

 

9月のオンライン発表会・意見交流会の主な内容は以下のとおりです。

 

・JICAウガンダ事務所(所長・職員)

 ウガンダの課題とJICAの取り組みについて

・マケレレ大学国際開発学部(学部長・前学部長)

 ウガンダと日本におけるジェンダー課題、プロジェクトの持続性

・北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(現地スタッフ2名)

 NUFLIPのプロジェクト効果の持続可能性

・ムバレ県コーヒー組合(Bufumbo Organic Farmers Association代表・女性農家)

 小規模コーヒー農家組合における女性のエンパワメントの重要性

・マバンバ湿地(MWETA (Mabamba Wetland Eco-Tourism Association)代表・メンバー多数)

 ポストコロナにおけるツーリズム戦略

 

今回も学生の皆さんたちは事前に現地関係者と打合せを積み重ね、インタビューやアンケートの結果を踏まえて現地の課題やニーズに合った提案を心がけました。例えばNUFLIPについては、20名の小規模農家(NUFLIPの対象および非対象)にアンケートを取り、プロジェクトの効果を広めるための手段としてラジオ講座(テキスト含む)の有効性を検証しました。今後プロジェクトとしても、この結果を踏まえてどのような内容・方法とタイミングでラジオ講座を実施するか、前向きに検討したいと考えています。2024年こそはウガンダの現地フィールドワークに行けることを願いつつ、学生の皆さんの努力と成果に感謝をお伝えしたいと思います。

 


同志社大学 政策学部ゼミ ウガンダオンラインフィールドワーク2022

■実施日:2022年9月7日から9月9日 ■場所:オンライン

■主催:政策学部/岡本由美子ゼミ

 

成果報告会集合写真

同志社大学政策学部3年生向けウガンダフィールドワークのコーディネーターを事業部次長の山下が務めました。残念ながら、コロナ禍の影響のため3年連続でオンラインでの開催となりましたが、1月から学生の皆さんとともにコツコツと準備を進めてきました。4月にPCM研修で課題の分析方法を学び、5月から8月にかけて、ウガンダや日本の関係者へインタビューやアンケート調査を行い、9月にウガンダとオンラインで繋いだ発表会・意見交換会を実施しました。その後も情報のとりまとめと提案内容の修正をし、10月29日には日本国内向けの最終発表会を開催することができました。

 

学生の皆さんは、以下の3チームに分かれて活動をしました。

 

①北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(NUFLIPフェーズ2)

②マバンバ湿地におけるエコツーリズム

③ムバレ県コーヒー組合:(BOFA: Bufumbo Organic Farmers Association)

 

9月のオンライン発表会・意見交流会の主な内容は以下のとおりです。

 

・JICAウガンダ事務所(所長・職員)

 ウガンダのポストコロナの現状と課題、JICA事業の紹介

・マケレレ大学国際開発学部(学部長・前学部長)

 ウガンダと日本におけるジェンダー課題

・北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(現地スタッフ3名)

 NUFLIPフェーズ1のインパクト・持続性(農家調査の結果)とフェーズ2への提案(ラジオ講座)

・ムバレ県コーヒー組合(Bufumbo Organic Farmers Association代表・女性農家4名)

 女性の経済的自立とWell-being、ハンドクラフト商品(蜜蝋ラップ)の改善提案、BOFAのパンフレットの作成

・マバンバ湿地(MWETA (Mabamba Wetland Eco-Tourism Association)代表・メンバー多数)

 観光客向けのパンフレット作成(PDFファイル 416KB)、MWETAの認知度の向上

 

これまでゼミの先輩方が積み上げてきた情報や提案内容を参考にしつつ、学生の皆さん自身が考え、改善し、現地の方々の声をしっかり受け止めたことで、より現実的な提案とアクションを起こすことができました。例えば、マバンバ湿地のパンフレット作りでは、MWETAのメンバーとのオンライン会議に加え、WhatsAppを利用したグループを立ち上げ、日常的にコミュニケーションをとりながら、手書きの地図とイラスト(動植物)を作成したり、観光客に守って欲しい環境面での留意事項を載せたりと、さまざまな工夫をし、改良を重ねました。また、このような努力を積み重ねたことにより、現地の方々からの信頼も得られるようになりました。コロナ禍での制約があったことを忘れてしまうくらい、素晴らしい成果を出した学生の皆さんに感謝とエールを送りたいと思います。

 


インフィニティ国際学院 フィリピン研修プログラム

■実施日:2022年6月15日から6月22日 ■場所:フィリピン・レイテ島タクロバン市

■主催:インフィニティ国際学院高等部

 

浜辺での記念撮影

フィリピン・レイテ島でインフィニティ国際学院高等部の学生の皆さんを対象にした研修プログラムに、コンサルタントの佐藤が現地コーディネーターとして参加しました。研修テーマは、「私の見つけたSDGs」。世界中で取り組むべき課題とされているSDGsは果たして本当に大切なのか?参加者の皆さんは、現地の同世代の学生達や地域住民の方々との交流、マングローブ植樹体験、ホームステイ、戦没者の慰霊碑巡り、日本文化交流会など、さまざまな経験を通して自分の答えを探していきました。最終日は、ホームステイ先の家族や村の人たちを招待して、自分たちが滞在中に発見した気づきや思いを、一人ひとりが「英語」で発表しました。研修の目的のひとつに英語力の強化も入っていましたが、単なる語学力ではなく、自分の伝えたいことを相手にしっかり届けるための「コミュニケーション」の大切さについても、たくさんの学びがあったようです。

 

8日間の研修の主な内容は以下のとおりです。

 

・開会式:ホスト村での自己紹介と村人との昼食会

・村が運営するマングローブ環境学習公園の視察

・[教育について考える]学校訪問:市内で一番大きいレイテ高校を訪問・交流会

・[環境・地球温暖化について学ぶ]マングローブ植林と沿岸部清掃事業

・[人々の生活と文化を知る]村でのホームステイ

・[日本のフィリピンの歴史を考える]レイテ戦没者慰霊碑巡り

・[環境とツーリズム]市外のエコパーク訪問

・[日本の文化を紹介する]

   日本文化紹介ワークショップ:七夕にちなんだアートワークショップなど

・[私の見つけたSDGs]最終発表会・交流会

 

学生の皆さんには事前に発表するSDGsのトピックが割り当てられていました。研修中は関係者へのインタビューやグループディスカッションを通して独自に情報収集と最終報告会のプレゼンの準備を進めていました。

 

ホームステイ先の村で着た伝統的なお祭りの衣装

慰霊碑への参拝

文化紹介(七夕にちなんだポップアップブックとスタンプづくり)


同志社大学 政策学部ゼミ ウガンダオンラインフィールドワーク2021

■実施日:2021年9月8日から9月14日 ■場所:オンライン

■主催:政策学部/岡本由美子ゼミ

 

北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトの意見交換会

同志社大学政策学部3年生向けウガンダフィールドワークのコーディネーターを事業部次長の山下が務めました。コロナ禍のため、昨年同様オンラインでの開催となりましたが、過去数年間に渡って先輩学生の皆さんが集めた情報をさらにブラッシュアップし、具体的な提案ができたことが大きな成果でした。

 

学生の皆さんは、以下の4チームに分かれて活動をしました。

 

①北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(NUFLIPフェーズ2)

②マバンバ湿地におけるエコツーリズム

③ムバレ県コーヒー組合:Bufumbo Organic Farmers Association

④国際協力プロジェクト

 

国内向け最終発表会

5月のPCM研修で課題の分析方法を学び、6月~8月にはウガンダや日本の関係者・組織へオンラインインタビューや直接訪問をし、9月に現地とオンラインで繋いだ発表会・意見交換会を実施しました。その後も情報のとりまとめと提案内容の修正をし、10月30日には日本国内向けの最終発表会を実施しました。

 

 

9月のオンライン発表会・意見交流会の主な内容は以下のとおりです。

 

・JICAウガンダ事務所(所長・職員)

 ウガンダのコロナの影響・対策の現状と課題、JICA事業の紹介

・マケレレ大学国際開発学部(学部長・前学部長・学生)

 ウガンダと日本におけるコロナの影響の比較とジェンダー課題の分析

・北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(現地スタッフ2名)

 コロナ禍におけるNUFLIPフェーズ2の課題と提案(乾燥野菜作りとICレコーダーを活用した研修教材)

・ムバレ県コーヒー組合(Bufumbo Organic Farmers Association代表・女性農家)

 コロナ禍におけるフェアトレードの販売戦略の提案、ハンドクラフト商品の提案、日本国内の販売促進活動

・マバンバ湿地(Mabamba Wetland Eco-Tourism Association代表・メンバー2名)

 周辺住民と子どもへの環境教育の提案(ポスターやゲームの作製)

・コツコツ社(代表)

 コロナ禍のウガンダ生活とやま仙(日本食レストラン)への影響と新規事業

 

フィールドワーク中のオンラインセッションのみならず、事前準備の段階から何度も現地とのコミュニケーションをとって現場の声を聞き提案内容を詰めていったこと、提案するだけでなく、学生の皆さんが今出来ることを日本国内でも実施したことで、より実効性が高く、持続的な内容に発展させることができました。来年こそは現地に行って、さらに多くの発見と感動を分かち合えることを願っています。

 


同志社大学 政策学部ゼミ ウガンダオンラインフィールドワーク2020

■実施日:2020年9月16日から9月22日 ■場所:オンライン

■主催:政策学部/岡本由美子ゼミ

 

今回で4回目となる同志社大学政策学部3年生向けウガンダフィールドワークのコーディネーターを事業部次長の山下が務めました。新型コロナウイルスの影響で、残念ながらウガンダへの渡航ができず、学生の皆さんが楽しみにしていた現地視察は延期となりました。しかしながら、オンラインツールを有用活用し、準備段階から当日まで何度も現地とコミュニケーションをとったことで、例年以上に有意義な内容となりました。

 

学生の皆さんは、以下の4チームに分かれて活動をしました。

 

北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトの意見交換会

①北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト

②マバンバ湿地におけるエコツーリズム

③ムバレ県コーヒー組合:Bufumbo Organic Farmers Association

④新型コロナウイルスの影響と対策

 

6月から情報収集を始め、7月~8月には関係者へのインタビューを行い、9月に現地とオンラインで繋いだ発表会・意見交換会を実施しました。その後も収集した情報や課題に基づいた分析と取りまとめを続け、10月24日に日本国内向けの最終発表会を実施しました。

 

オンライン発表会・意見交流会の主な内容は以下のとおりです。

 

・JICAウガンダ事務所(所長・次長・職員)

 東南アジアとウガンダのコロナの影響・対策の比較と今後の提案、JICA事業の紹介

・マケレレ大学国際開発学部(学部長・前学部長)

 東南アジア、ウガンダ、タンザニア、ナミビアのコロナの影響・対策の比較と今後の提案

・北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(現地スタッフ2名)

 コロナ禍におけるプロジェクトの現状・課題と今後の提案

・ムバレ県コーヒー組合(Bufumbo Organic Farmers Associationマネージャー)

 コロナ禍におけるフェアトレード認証取得の課題とジェンダー課題への提案

・マバンバ湿地(Mabamba Wetland Eco-Tourism Association代表、メンバー2名)

 コロナによるエコツーリズムへの影響と今後の対策、周辺住民への環境教育や新規事業の提案

・コツコツ社(代表)

 コロナ禍のウガンダ生活とやま仙(日本食レストラン)への影響と新規事業

 

6日間のオンラインセッションを通じて、ウガンダのいろいろな立場の人から現場の生の声を聞くことができ、参加者全員にとって有意義な時間になりました。特に、情報収集や仮設の検証にとどまらず、各セッションで課題に対する具体的な提案を学生の皆さん自らが行い、発表後も内容を改善して最終報告に取りまとめたことは素晴らしい成果でした。これは、今回の学生の皆さん自身の行動力とチームワーク、過去3回のフィールドワークの積み重ねによる情報の蓄積とウガンダ関係者との信頼関係、そして岡本教授の綿密なサポートがあってこそ出せた成果だと思います。来年は是非ウガンダの土の匂いを感じながら、新たな発見と出会いがあることを期待しています。

 


同志社大学 政策学部ゼミ ウガンダフィールドワーク2019

■実施日:2019年8月28日から9月11日

■場所:ウガンダ(カンパラ市、ムピジ県、ムバレ県、グル県)

■主催:政策学部/岡本由美子ゼミ

 

今回で3回目となる同志社大学政策学部3年生向けウガンダフィールドワークのコーディネーターを事業部次長の山下が務めました。13日間のフィールドワークの主な内容は以下のとおりです。

 

・JICAウガンダ事務所によるブリーフィング・JICA事業の紹介

・Pride Winners小学校での交流会

北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトでの農家グループメンバーとの集合写真

・マバンバ湿地でのボートトリップ、エコツーリズム協会へのインタビュー、お菓子・石鹸作りなどの生計向上活動体験

・マビラ森林保護区でのトレッキング、野鳥・生物観察

・コーヒー組合(Bufumbo Organic Farmers Association)の訪問と組合員へのインタビュー

・テラ・ルネッサンス(NGO)の訪問と職業訓練卒業生へのインタビュー

・JICA北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトの訪問と農家グループへのインタビュー

・PCMワークショップの実施(フィールドワークのまとめ)

・マーチソンフォールズ国立公園の訪問

・マケレレ大学国際開発学部での発表会・交流会

・日本大使館表敬・報告会

 

昨年と比べて1日長い滞在でしたが、内容はより濃く、毎日ぎっしりと詰まったプログラムとなりました。そのような状況でも、学生の皆さんは毎晩遅くまでグループ発表やインタビューの準備を重ね、各訪問先で充実した時間を過ごしていました。過去2回のフィールドワークの結果や事前に共有した資料に基づいて、深堀をするための質問をしたり、個人的に興味のある課題についてアンケートを行ったりと、コンサルタント顔負けの活動ぶりでした。

当社が実施中の「北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト」では、野菜栽培と生活の質の向上を目指して活動している農家グループを訪問し、プロジェクトの実施前と後でメンバーの生活がどのように変化したかについて、聞き取り調査をしました。その後、PCMワークショップを実施し、ローカルスタッフとともに今後の改善策を提案しました。

また、学生の皆さんはよく食べ、よく動き、よく見聞きし、五感を使ってウガンダを感じとっていました。小学校やテラ・ルネッサンスの訪問時には、日本のソーラン節を披露した後、ウガンダの伝統ダンスを子供たちや訓練生とともに踊って汗を流し、伝統料理や衣装も楽しみました。マビラ森林保護区では、真っ暗なトイレにコウモリが出るといったハプニングがあり、怖い思いをしたはずですが、その後もめげずに伝統様式のトイレにチャレンジしていました。

初めてアフリカを訪れた学生の皆さんにとって、フィールドワーク中はすべてが新鮮だったようで、ウガンダの豊かな自然やフレンドリーな人々に触れ、新たな自分を発見したことと思います。これまで遠い世界だったウガンダが身近な国となり、この経験で感じたことや考えたことを日本の友人や家族に伝え、今後の人生に活かしてくださることを心から願っています。

 

ムバレ県のコーヒー組合員とのインタビューの様子

北部ウガンダ生計向上プロジェクトの農家グループメンバーと書道で交流

マケレレ大学での学生同士の交流会の様子


同志社大学 政策学部ゼミ ウガンダフィールドワーク2018

■実施日:2018年8月30日から9月10日

■場所:ウガンダ(カンパラ市、ムピジ県、ムバレ県、グル県)

■主催:政策学部/岡本由美子ゼミ

 

昨年に引き続き、同志社大学政策学部3年生向けのウガンダフィールドワークのコーディネーターをコンサルタントの山下が務めました。陸路移動だけで1千キロを越えた12日間のフィールドワークの主な内容は、以下のとおりです。

 

・JICAウガンダ事務所によるブリーフィング・JICA事業の紹介

・Pride Winners小学校での環境教育と交流会

北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトでの農家グループメンバーとの集合写真

・マバンバ湿地でのボートトリップとエコツーリズム協会へのインタビュー

・自然農法コーヒー農園の訪問とコーヒー協会へのインタビュー

・テラ・ルネッサンス(NGO)の訪問と職業訓練卒業生へのインタビュー

・JICA北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトの訪問と農家グループへのインタビュー

・PCMワークショップの実施(フィールドワークのまとめとして)

・NGOテラルネッサンスの訪問

・JICA北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトの訪問と農家グループ・村長へのインタビュー

・PCM研修の実施(フィールドワークのまとめとして)

・マーチソンフォールズ国立公園の訪問と野生動物管理局へのインタビュー

・マケレレ大学国際開発学部での発表会・交流会

 

フィールドワークに向けて事前学習や発表準備をしっかりおこなったことで、限られた訪問時間の中で内容の濃いインタビューや交流会ができました。また、現地の方々から情報を引き出すだけでなく、学生の皆さんからのインプットの機会を増やすことで、双方向のコミュニケーションを充実させることができました。

当社が実施中の「北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト」の訪問では、野菜栽培と生活の質の向上を目指す農家グループの様子、普及員による農家グループへの研修やモニタリング活動、現場で働くコンサルタントの思いなどを見聞きしたうえで、PCMワークショップを実施し、ローカルスタッフとともに今後の改善策を提案しました。

学生の皆さんにとってフィールドワーク中はすべてが新鮮で、ウガンダの人々の温かい歓迎ともてなし、豊かな気候と大自然に触れ、新たな価値観を発見したことでしょう。これまで遠い世界だったウガンダが友人・知人のいる身近な国となり、この経験を大学での研究や今後の進路選択に活かしてくださることを願っています。

 

Pride Winners小学校での生徒への環境教育(新聞紙を使ったゴミ箱づくり)

ラムサール条約に指定されたマバンバ湿地でのボートトリップ

北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトでの普及員による野菜圃場管理の説明


同志社大学 政策学部ゼミ ウガンダフィールドワーク2017

■実施日:2017年8月31日から9月11日

■場所:ウガンダ(カンパラ市、ムピジ県、ムバレ県、ブタレジャ県、グル県)

■主催:政策学部/岡本由美子ゼミ

 

同志社大学政策学部の3年生が実施した海外フィールドワークのコーディネーターとしてコンサルタントの山下が同行しました。12日間にわたるウガンダ国でのフィールドワークの主な内容は、以下の通り非常に盛りだくさんの内容でした。

 

・JICAウガンダ事務所によるブリーフィング

・マケレレ大学国際開発学部との交流会

ブタレジャ県湿地管理コミュニティとの集合写真

・マバンバ湿地エコツーリズム協会へのインタビュー

・湿地観察ボートトリップ

・協力隊活動(コミュニティ開発)の視察

・河岸侵食を防ぐための植林活動

・自然農法コーヒー農園の訪問

・NGOテラルネッサンスの訪問

・JICA北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトの訪問と農家グループ・村長へのインタビュー

・PCM研修の実施(フィールドワークのまとめとして)

・マーチソンフォールズ国立公園の訪問

・日本大使館への表敬と報告

 

参加者全員が初めてのアフリカ経験でしたが、ウガンダの雄大な自然と人々の優しさに直接触れ、温暖な気候と美味しい食べ物にも恵まれ、各セッションに積極的に参加することができました。

また、高層ビルが立ち並ぶ首都カンパラと未舗装の道路が続く農村部の暮らしぶりの違いに驚くとともに、さまざまなコミュニティベースの活動を直接見聞きしたことで、今後のウガンダの発展の可能性の高さを肌で感じることができました。

 

北部ウガンダ生計向上支援プロジェクトで平和への願いを込めて書道を披露

テラルネッサンスで現地の人とともに踊った伝統ダンス

マナフア川沿いの土壌浸食を防ぐための植林活動