インターンシップの受入れ

海外での受入れ

株式会社JINでインターンをした方のメッセージを紹介します。

 


■大野真以さん(同志社大学政策学部政策学科3回生)

■期間:2017年9月25日から10月10日まで

グル県での野菜(トマトとキャベツ)の圃場のモニタリングの様子

 

この度、「北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(NUFLIP)」にインターンとして約2週間参加させていただきました。

 

ウガンダ北部アチョリ地域を対象としているNUFLIPは、野菜栽培技術の普及と生活の質の向上を目指した「生計向上アプローチ」を推進しており、栽培した野菜を売ってお金を稼ぐだけでなく、そのお金をどう使うかに着目して、家族全員の幸せの視点から男性と女性が一緒に学んでいくという内容にとても感激いたしました。

 

私がインターンとして参加した時期は、次年度の対象農家グループの選定プロセスの途中だったので、ローカルスタッフや県の農業普及員の皆さんと共にグル県の対象地区のインタビューに同行させていただきました。選定基準は、農家グループの野菜栽培の知識や経験、土壌の良し悪し、水源の有無だけでなく、メンバーのやる気、組織のリーダーシップ、社会的弱者や女性の参加などさまざまな観点が含まれており、総合的に点数をつけました。ローカルスタッフや普及員の皆さんは豊富な知識を持っているのはもちろん、農家の方々とのコミュニケーションの取り方の工夫など、とても仕事に熱心で、そこから多くのことを学ばせていただきました。

 

今回のインターシップを通して、現地でJINの社員の皆さんがどのように活動しているのか、どのように現地のスタッフとコミュニケーションをとっているのかなど、実際の業務を近くで学ぶことができ、日本では経験できないことをたくさん吸収することができました。

 

大野代表をはじめ、コンサルタントの山下さんには大変お世話になりました。このような貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。この経験を大学での研究や今後の進路に活かしていきたいと思います。

 

 


※海外で実施中のプロジェクトへのインターンの受入れは、クライアント先や相手国政府等との調整が必要なため、不定期の実施となります。そのため、インターン希望のご連絡をいただいても、お断りさせていただく場合がございます。 

 

 

 

海外からの受入れ

株式会社JINでは、アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(African Business Education Initiative for Youth、:ABEイニシアティブ )の「修士課程およびインターンシップ」プログラムを利用し、海外からのインターンの受け入れを行っています。

 

参加していただいた方のメッセージを紹介します。(弊社スタッフが翻訳しています。)

 


■PURITY Wandiri Nyagaさん(東北大学経済経営学専攻、ケニア国)

■期間:2016年8月3日から8月9日まで

 

この度、御社でのインターンシップの機会を与えてくれたことに対し、大野社長以下、JINのスタッフの皆様に、心より御礼申し上げます。インターンシップ期間中に皆さんにサポートいただいたこと、そして親切に受け入れてくれたことを、大変感謝しています。

 

インターンシップの期間を通して大変素晴らしい経験をさせていただきました。インターンシップ初日から、業務の効率性と有効性について学びました。出社から退社までの時間管理や、スタッフ皆がコンピュータで精力的に自分の業務に取り組む様子、そして何よりも、仕事がしやすくフレンドリーな環境に大変感心しました。

 

JINスタッフから受けたプレゼンテーションやディスカッションの中で、PDMのコンセプトは大変参考になりました。人々の生計向上のためにJINが多くの国で実施しているプロジェクトについても多くを学びました。これは非常に賞賛すべきことだと思います。また研修分野では、将来、私の所属先であるKIBT(Kenya Institute of Business Training:ケニアビジネス研修所)と連携できるよう望んでいます。

 

最後に、途上国のコミュニティのために仕事をする皆さんのご活躍を心よりお祈りするとともに、ケニア、日本、或いは別のどこかで皆さんと再び会えるのを楽しみにしています。またお会いしましょう。

 

 


■HALA Sad Alla Maliek Elmadniさん(東京農工大学農学府修士課程、スーダン国)

■期間:2016年2月3日から2月4日まで

 

JINのスタッフはとても温かく親切で、また職場環境も快適かつ静かで申し分のないものでした。

今回のインターンシップでは、私がスーダンで従事してきた仕事についてプレゼンしました。私の現在の研究テーマ(乾燥地域におけるソルガム栽培の生産性向上)が南スーダンでのJINの業務とも関連することから、彼らと非常に有益な意見交換を行うことができました。多くのスタッフは既に南スーダンやケニア等でプロジェクトやJICAボランティアといった形でかかわっており、現在は南スーダンやウガンダを含む国で業務を行っています。

 

今後の研究の進め方について、スーダンに自生している植物の成分検査を行い、除草に使用できる植物を特定することを提案して下さいました。特にハイビスカスについては、スーダンでも多く見られ農民も簡単に使えることから、引き続き検査していくことをアドバイスされました。

 

今回、インターンとして受け入れてくれたJINの皆さんに感謝するとともに、彼らと日本或いはスーダンで再会できるのを楽しみにしています。また、今回のインターンシップ実現に向けて調整いただいたJICAやJICEの方にもお礼申し上げます。

 

 


■NYAMWEYA Martha Kemuntoさん(東京農工大学農学府修士課程、ケニア国)

■期間:2015年9月14日から9月16日まで

 

 

JINでの3日間は非常に興味深いものでした。会社のスタッフは温かく迎え入れてくれ、インターンシップ中、私がリラックスできるようにサポートしてくれました。和やかな職場環境であったのは言うまでもありません。とてもオープンな雰囲気でした。

 

会社のスタッフとは、会議だけではなく個人的にも交流を深めることができました。例えば、私のケニアでの業務経験をプレゼンし、JINにパートナー候補の会社を紹介する機会にも恵まれました。JINは既にアフリカでの業務経験があるので、同社との情報交換はとても有益なものでした。多くのスタッフは、既にケニアや南スーダンで業務やボランティア経験があります。現在も、南スーダンやウガンダ等で業務に従事しています。

 

また、同社のコンサルタントは、私が修士論文で使おうとしている調査方法の専門家でもあり、研究に有益なコメントをもらうことができました。彼らのアドバイスを調査に取り入れることで、自分の研究分野と、この業界の関連性を理解し、また自分のキャリアパスを伸ばすのに役立つでしょう。

 

短い期間ではありましたが、JINで貴重な経験ができたことに感謝しています。スワヒリ語やケニアの方言であるグシイ語でスタッフと話すことができたのもうれしかったです。

私のインターンシップをアレンジしてくれたJICEとJICAにも感謝します。