国際協力プロジェクト <調査/評価分析>

JICA ラオス国ルアンパバーン世界遺産の持続可能な管理保全能力向上プロジェクト(第1次:環境改善(水質浄化)、第2次:水質改善・モニタリング)

分野

環境保全

期間

第1次 2019年1月-2019年12月

第2次 2021年11月-2022年7月

ラオス北部のルアンパバーンの中心部は、伝統的な建築様式とヨーロッパ調のコロニアル建築様式が融合した美しい町として、世界文化遺産に登録されています。そのおかげで、観光客が増えて経済的な恩恵がもたらされましたが、その一方で、自動車交通・廃棄物・汚水排水の増加という負の影響もあり、県政府とJICAは世界遺産地区の維持管理体制を強化するために、「ルアンパバーン世界遺産の持続可能な管理保全能力向上プロジェクト」を実施しました。世界遺産地区の中には100以上のため池があります。ため池は、ラオスの伝統的な生活様式の構成要素として保全の対象になっていましたが、生活排水の流入等による水質が悪化していました。本業務では、ため池の管理状況や水質等の現状を把握し、住民や行政機関等と共同でため池のあるべき姿を模索しながら、数カ所の池で汚泥除去や排水溝の設置等に取り組み、今後のため池管理の方向性を示しました。

 


JICA 南スーダン国食料安全保障・生計向上のための農業振興・再活性化プロジェクト基本計画策定調査「農業開発/生活改善」

分野

農業

期間

2021年8月-2021年10月

南スーダンでは、人口の95%が農業に従事していることから、住民の生計向上のために、そして、南スーダンが自立的に発展していくために農業の振興が重要になります。しかし、長期間続いた紛争の影響により、必要かつ需要のある食料を十分に生産できていない等の課題があります。これを改善するため、南スーダン政府は、①園芸作物栽培、②養鶏、③水産、④きのこ栽培の4つの分野について、JICAに技術協力プロジェクトの実施を要請しました。それを受け、南スーダンの現状や特徴を考慮した現実的かつ効果的な活動内容を検討するための調査を実施し、首都のジュバ近郊での農業振興の可能性や課題点等を分析し、プロジェクトの基本計画を立案しました。

 


JICA エチオピア国栄養分野にかかる基礎情報収集・確認調査

分野

栄養改善

期間

2021年3月-2021年6月

エチオピアでは子どもの38%が発育阻害の状態にあり、子どもの死因の28%が栄養不足に関連しているとされています。農村部では小規模農家を中心に天水依存型の農業が行われ、食料不足が慢性化しており、栄養バランスを考慮した作物栽培や食事摂取の実践にまでに至っていません。このような状況のなか、エチオピア政府は栄養に配慮した農業・食料摂取の推進を通じて人々の栄養改善を図るため、「栄養センシティブモデル構築プロジェクト」の実施をJICAに要請しました。本調査では、既存の関連資料の収集、農業省や保健省、ドナー等との面談、地方政府の行政官や普及員からの聞き取りを通じて栄養と農業の両分野の現状と課題に関する基礎情報を収集・分析し、プロジェクトの実施枠組みの検討に向け、エチオピア側との協議と確認を行いました。

 


JICA ペルー国アンデス-アマゾンにおける山地森林生態系保全のための統合型森林管理システムの構築(科学技術協力案件)詳細計画策定調査(評価分析)

分野

自然環境保全

期間

2020年12月-2021年6月

ペルーのアンデスからアマゾンに至るエリアは、多様な山地生態系を有しています。しかし、焼き畑農業や森林の違法伐採等により森林破壊が進んでしまい、森林の水資源に影響が出ている地域があります。また、この地域での火災や伐採からの森林の回復過程については、不明点が多いのが現状です。つまり、人々の暮らしとの関わりで森林が変化する時、その森林が有する資源も変化していきますが、今回、その変化の仕組みをモデル化し、どの土地をどのように利用していけば、住民の暮らしを守りながら持続的に山地生態系を管理できるのかを追及する技術協力プロジェクトが提案され、調査を実施しました。ペルー側の関係者へインタビューを行い、山地生態系の現状や課題、現在の取組等について確認し、協議を経て、プロジェクトの枠組みが形成されました。

 


JICA スーダン国リバーナイル州における市場志向型農業および灌漑スキームの組織とその運営能力強化プロジェクト詳細計画策定調査(評価分析)

分野

農業開発

期間

2020年11月-2021年1月

JICAはこれまでスーダン国のリバーナイル州において、灌漑開発支援を行ってきました。技術協力プロジェクト「リバーナイル州灌漑スキーム管理能力強化プロジェクト」の実施により、2つの州営灌漑管理組織の運営管理や施設維持管理能力の向上を図りました。これにより、効果的な配水計画の策定や営農改善が行われ、適切な灌漑農業の実践に寄与しました。スーダン政府は、同プロジェクトの成果を活用し、他の灌漑管理組織の能力強化と効率的な水利用による市場志向型農業を実現するために、「リバーナイル州における市場志向型農業および灌漑スキームの組織とその運営能力強化プロジェクト」を要請しました。このため、本調査を通じてスーダン政府と計画枠組みや実施体制を合意した上で、プロジェクトの目標、成果、活動内容等を協議・整理しました。

 


JICA ウガンダ国アタリ流域地域灌漑施設維持管理能力強化プロジェクト詳細計画策定調査(農民組織強化・水利組合設立)

分野

農業開発

期間

2019年8月-2020年2月

ウガンダ国において、JICAは実施中の無償資金協力事業「アタリ流域地域灌漑施設整備計画」で、灌漑施設の建設を予定しています。今後建設される灌漑施設の持続的な運営・維持管理を実現するため、ウガンダ政府より、水利組合と関係行政の維持管理体制の構築や人材育成を目的とした「アタリ流域地域灌漑施設維持管理能力強化プロジェクト」が要請されました。このため、アタリ地域の農民の現状を調査し、農民の抱える課題や灌漑施設建設に関する期待や懸念などを詳細に確認しました。また、今後の水利組合設立に向けて農民代表と協議を重ね、ウガンダの農業畜産水産省が規定したガイドラインに沿って、水利組合設立準備委員会の発足を支援しました。加えて、プロジェクトの実施体制、目標、成果、活動内容等の詳細を整理しました。

 


JICA エチオピア国オロミア州リフトバレー地域におけるFFSを通じた持続的自然資源管理プロジェクトフェーズ2詳細計画策定調査(評価分析)

分野

気候変動

期間

2020年1月-2020年3月

エチオピアでは農業がGDPの約4割を占め、国民の8割以上が農村に居住し、自然資源に大きく依存しています。近年は気候変動により干ばつや洪水が頻発し、国民生活に甚大な影響を及ぼしており、農業や自然資源管理を気候変動に適応させていく取組みが必要とされています。同国最大のオロミア州では、これまで、農民同士の学び合いにより農業技術の普及を図ったり、持続的森林管理のために、保全する森林で収穫した原種のコーヒーに付加価値を付けて販売したりする取組みがなされてきました。それらは農民の生計手段の多様化や環境保全に適応していく活動です。本調査では、それらの取組みをモデル化して各地の適応計画の模範事例とし、国の気候変動適応政策にも反映するというプロジェクトの枠組みを構築しました。